新幹線ガール
- 作者: 徳渕真利子
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2007/03
- メディア: 単行本
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ヲタ出費が多くて後回しになっていたので
6/29に開店した吉祥寺のヨドバシカメラにいったついでに
ユザワヤB1の啓文堂書店吉祥寺店でいまさらながら購入。
いちおうドラマをやる前にひと通り読んでおきたいと
思ったので軽く1回読破しました。
良書ではあると思うんですが、鉄道コーナーに
追いやられていたのは残念でしたね。
鉄道コーナーって最近鉄道好きの「鉄子」と呼ばれる女性が
増加傾向にあるとはいえ、鉄道趣味って車輛を撮影する
イメージとか強いからまだ男性のイメージの強い趣味
ではあると思うんですよ。
だからこそ鉄道の世界を理解してもらうためにももう少し
わかりやすいところにおいてほしいと思いましたね。
さて、この本をハロプロのカテゴリをつけたのはこの
「新幹線ガール」をドラマで4日にやるということでして、
ハロプロからはよっすぃーこと吉澤ひとみが登場。
まぁ、Yahoo!テレビにあるあらすじ読んでいると
そんなキーとなる役ではなさそうですが。
さて、肝心の本自体の感想ですが、概略を説明しながら書きます。
なので長くなること必死なので隠します。
あと、ドラマのネタバレ*1になるのでドラマのネタバレを避けたい人も
見るのあとのほうがいいかも・・・。
この本の内容は著者であって新幹線のパーサーである
徳渕さんの実話なんですが、最初はフリーターでのちに社員となり、
のちにワゴン販売で抜群の成績を残し・・・というキャリアの持ち主。
ちなみに1位になったのはアルバイト時代も入れて入社
1年4ヶ月後のことで、そのときの成績が新幹線パーサーの所属する
『JR東海パッセンジャーズ』の1人あたりの平均売り上げの3倍という数字。
この数字を取るためにはなんかあるはず・・・。って
いうのが読んでいるうちにわかってきたと思います。
自分も流通業界で働いていますのでサービス業という立場では
彼女らの新幹線のパーサーという仕事とは一緒です。
ただ、それが動く場所であるかという差はありますが。
そして東海道新幹線のパーサーという仕事の大変さもわかると思います。
勤務が不規則というだけではなく、マニュアルがともかく厳しいということ。
コーヒーのことひとつとっても6ページあるのだとか。
ちなみに酒のおつまみの定番は、「ちくわ」「ミックスナッツ」
「さきいか」「柿の種」なのだとか。
やはり旅行・通勤・ビジネスでの移動と多岐にわたる目的の人が
いるからコーヒーをほしい人もいれば、酒とつまみを
ひとつという考え方の人もいるわけで・・・。
そんな人TPOを変えて応対するということも大変だと思います。
また、人との出会いは大切にということも感じ取れましたね。
不特定多数の乗客と触れ合うわけですが、中には特定のお客様*2も
いたりということもあったりしますからね。
そういうお客さんにも接したりという機会があり、話ができて
しまうのもこの仕事ならではなんていう部分もエピソードの
ひとつとして触れていますね。
あとは稼ぎ時の大変さ。
これは自分もちょうど今の時期はギフト業務をやっているのでよくわかりますが、
いっぱいいっぱいになってしまうことがありますね。
だからこそ疲れてられないというのがありますし、必死に
応対しなければならないというのはあるでしょうね。
そんなこんなでいろいろと書かれているのでドラマを見て気になった方も
含めてこの本はおススメです。