13日移動中に読んでいた本

先日紹介した「県庁の星」とだいぶ前に買ってしばらく
放置してあった「電波男」の2冊を読みました。
とはいうものの、「電波男」はまだ読み終えてないんですけどね。
電波男」はなんか理論的過ぎて読んでるうちに疲れて
きちゃうんですよね。
と、いうわけでいちおう読み終えている「県庁の星」の感想でも・・・。
内容の大方のあらすじは県庁で働いている野村聡という人が民間の
職場研修でとあるスーパーへ行くという話というこのは先日の本の
紹介したときに書いたとおりです。
最初はお役所発想でモノを考えていた野村も1年の研修のなかで
いろいろと覚えていき、成長していくというのが
全編を読んでいくとよくわかりますね。
でも、スーパーのほうのやりかたも教育とかなんか適当な
部分があるなぁ・・・。って思ったところはありましたね。
やはりこういうところに目がいってしまうのは同業者としての
目線でみてしまうというのがありますね。
万引きの捕まえ方とかは怪しいと思ったら店を出たときが勝負とか
っていうのは普通に教えると思うんですけど・・・。
自分がこの仕事を始めたときはそうでしたし。
あと、口頭で異動っていうのもつらいなぁ・・・。どの仕事とっても
ある程度の専門知識って要りますからね。
それはそうと話が脱線してしまったので本の感想のほうへ。
この研修の佳境となるのは3度目の異動となる惣菜売り場への
異動のあとの話。
ここにいちばんページが割かれており、中でも惣菜売り場を
2つのチームわけをして通常の商品を作るBチームと少し高級なものを作る
Aチームというチームに分けてやるのはおもしろいと思いましたね。
ちなみに県庁から来た野村の所属チームはAチームで、リーダーを
やるという重要なポジションでした。
これは売り場を盛り上げるために工夫をしていくという視点では
最近、ダイエーが会社ぐるみで始めた「デリカおいしさ宣言」*1というのに
通ずる部分があるともいえますね。
最初は金額が高かったりということで客層にあまりあっていなかった
Aチームも研究を重ねて徐々に成果を出し、その結果とともに彼の
チャレンジ精神とかに熱意を動かされ店の人間の雰囲気までいいほう
に変わってきているのがよくわかりましたね。
彼にとってこの研修の1年って言うのがどこまで有意義であったのかと
いうのはちょうど研修が終わったくらいで話自体が終わっているので
その後の県庁での仕事にどう生きたとかはわからないですが、
読んでて非常に楽しめた本でしたね。