前原国交相の描く航空の未来予想図は・・・

http://www.asahi.com/politics/update/1012/TKY200910120141.html
橋下徹大阪府知事との会談で前原大臣は空港整備についての拠点空港化について
関東に関しては羽田も視野に入れているというようなことを話したという。
橋下府知事としては関西空港をどうするかを聞きたかったのだろうが、
前原国交相サイドはまずは羽田空港のほうをどうとかしてからということで
話をしたという。
その整備の順序次第では関西空港に拠出している府の年8億の負担金を
出すかどうかということが問題となるということがあるが、
順序としてはやはり羽田最優先というのはしょうがないだろう。
ちなみに羽田空港は2009年12月に京急のほうで国際線ターミナル駅ができる予定であり、
滑走路の本数も成田と比較すると本数があるため、2010年の発着枠拡大時に国際便を
増やしたいという目論みもあってのこの発言というのはあるような気がします。
一方で成田のほうも鉄道に関してはE259系の新型N'EXの導入、京成スカイライナーの新型車
の登場、成田空港高速鉄道による北総線経由での高速運転化などでアクセスを向上させると
いうような改善策もあるが、肝心の空港のほうが滑走路が3本となっていることから
本数の多い羽田をうまく使っていこうというという事ではあると思います。
そういう意味では共存共栄と考えていいのかと思います。
一方、関西では伊丹・関空・神戸と京阪神エリア内に3つの空港があることから
伊丹は閉鎖すべきというのが橋下府知事の持論としてあるようである。
羽田のほうは機能的にもアクセス的にも問題はないが、京急蒲田高架の完成までは
構内が単線というネックがあるのが悩みどころですね。
それに深夜の空港アクセスを考えると利用者の公共交通を使ってのアクセスのしかたなど
新たな問題もあると思うのでそのあたりをどうやってクリアしていくのかというのも
気になるところですね。